
並べる順番が違えど、RLC並列回路で考えることはかわりません。
三つのうち一つに流れる電流がわかっているため、他に流れる電流は同じになります。
あとは、それぞれのパーツごとの電圧差を考えることになります。
こちらの、RLC直列回路を参考にしていきます。
(1)図2から、流れる電流は角振動数
となることがわかります。
それぞれの電圧は
となります。
図2の電圧は
いわゆる、コイルの電流は(電圧に対して)位相
まだYとZがわからないので、図3からきめていくことになります。
もしYがコンデンサーだとすると、下図のようにスイッチを入れた直後はコンデンサーを素通りし、十分時間が経った後はコイルを素通りしていくため、流れる電流は同じになります。(厳密にはLC並列回路の過渡現象というものですが、高校範囲で扱うことはありません。)

よって、Yは抵抗であると思われますが、実際に見てみましょう。
下図のようにスイッチを入れた直後は抵抗にのみし電流が通り、十分時間が経った後はコイルを素通りしていくため、流れる電流は大きくなり条件に合致しそうです。

以上から、回路を書くと下のようになります。

コイル間の電圧の最大値は
コンデンサー間の電圧の最大値は
(2)三つのパーツのうち、電力を消費するのは抵抗だけです。
そのため、
(3)コンデンサー間の電圧が0になるのは
よって時刻は
(4)
(5)

コイルに流れている電流が瞬間的になくなることはないため、スイッチを開いた直後にコイルに流れる電流は
よって抵抗感の電圧差は
よって
また、コイルのエネルギーがそのまま抵抗で消費されるため、
補足
並列RL回路の回路の方程式は
よって
となるため、この微分方程式を変数分離で解くことができます。
を積分して積分定数を
より
初期値から
となります。
抵抗での時間当たりの消費電力は
なので、
とコイルのエネルギーと一致することが確認できました。